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2008年2月23日 (土)

イージス艦衝突事故 あえて海自を弁護する

イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故については、海自側に全責任があるかのような報道一色である。
私も海自に責任はあると思う。しかし、漁船にも責任があり、その度合いは海自よりも漁船の方に多い。たぶん六割か七割は、漁船側の責任だ。

それは何故か。船の大きさが違いすぎるからだ。
「あたご」は、全長165m、7,750トン。「清徳丸」は、12m、7トン。しかも、頑丈な軍艦とやわな漁船。ぶつかれば、漁船はひとたまりもない。

小さな「清徳丸」からは大きな「あたご」はよく見える。
しかし、「あたご」からは小さな「清徳丸」は見えにくい。

「清徳丸」は、機敏に、方向転換も減速もできる。
「あたご」は、そう簡単にできない。

だから、「清徳丸」が、無理して「あたご」の前を横切らなければ、衝突は避けられたはずである。まっすぐに、スピードをゆるめずに進んでくる巨大な軍艦の前を小さな漁船が横切ろうとするのは、無謀であり、それは自殺行為に等しい。

2隻の船がぶつかりそうになったときは、右舷に相手の船を見る方が回避義務を負う、というのは、今回のような大きさの段違いの船の間では、通用しない話である。
交通量の多い海域で、大きな船が心すべきことは、まっすぐに 、ゆっくり 、一定の速度で 、時に警告を発しながら 航行することである。

まだ事実がはっきりしないから断定はできないが、「あたご」側の落ち度として考えられることは、速度が速すぎた、警笛の鳴らし方が不十分だった、の2点である。

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2008年2月 7日 (木)

食料危機に備えよう

今の日本で、本当の飢餓を経験したことのある人の数は、せいぜい10人に2人いるかどうかだろう。その経験者も60年以上前のことで、次第に記憶が薄れつつある。
だから、今、世界的な食料危機が迫ってきていると言っても、さっぱり実感がわかないようで、なかなか本気にしてくれない。
それどころか、金さえあれば世界中どこからでも輸入できるから心配無用だと、笑う人が多い。

とんでもない間違いである。気をつけて、よく世界の食料事情を調べてほしい。
恒常的な食料不足が起きつつあることに気づくはずである。
この事実から目をそらしてはならない。
日本はどうすべきかを考えないといけない。

私は、次のような手を打つべきだと考える。

1.国内での食糧の増産・備蓄をはかる。
現在、価格が高騰していない食糧は日本の米だけである。この米を政府で買い上げて備蓄、保管する。同時に、米の生産調整を全廃し、米の増産へと180度方針を転換する。

2.国内の農地、農業用水の確保
農地の転用制限を強める。耕作を放棄した農地は、政府が強制収用し、実際に農業を営む者に貸与または売却する。農業用水の確保は政府が責任を持つ。

3.米作を優遇、奨励する。
日本の国土にもっとも適した農作物は、米である。

4.信頼の置ける優良食糧輸入先の確保
優良な食糧輸入先を選定、確保し、これを優遇して、長期的な友好信頼関係を保持する。

関連記事: 「食料を輸入に頼る危うさ

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