2008年11月26日 (水)

無責任な大阪地裁の無罪判決

大阪地裁の水島和男裁判長は、短期間のうちに続けてマンションに押し入り、20代と10代の女性を強姦し、金品を奪って、強姦致傷などの罪で懲役7年を求刑されていた28歳の男に、昨日、「事件当時は心神喪失状態で、刑事責任を問えない」として無罪の判決を言い渡したそうである。

こんな無責任な判決はない。頼りない精神鑑定医の鑑定書を無批判に取り入れて、憎むべき犯罪者を野放しにしたのである。
被害者の恨みはどうなるのだ。

このケースは、どう見ても、せいぜい「心神耗弱者の行為」であって、決して「心神喪失者の行為」ではない。

判決にあたっては、裁判官は被害者の身になって判断しなければならない。法律の条文にとらわれて狭量な判決を下してはならない。

無責任な判決で無罪放免にした男はまた同じようなことを繰り返すだろう。

検察が控訴し、上級審で正しい判決が出ることを願う。

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2006年2月25日 (土)

理由なき殺人、傷害にどう対処すべきか

理由もなく、人を殺した者、傷つけた者に対して、どうしたらよいだろうか。

刑法第38条は、「罪を犯す意思がない行為は、罰しない」と定めている。
また、第39条は、「心神喪失者の行為は、罰しない」「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する」と定めている。

これまで長い間、この規定は、当然のこととして認められ、多くの事例に適用されてきた。その結果、多数の者を無罪にしたり、軽い刑ですませてきた。

このことには、大いに疑問を感じる。

そもそも、殺人者や傷害者を重く罰するのはなぜか。理由の一は、殺された者、傷つけられた者の恨みを当人に代わってはらす、ということ。その二は、また再び殺したり、傷つけたりさせないため、である。

罪を犯す意思があろうがなかろうが、罪は罪なのだ。特に、殺人、傷害の罪においては。

罪を犯す意思がなかった、という理由でその者を無罪放免にしたり、減刑したりするのは、あまりにも無責任ではないか。被害者に泣き寝入りせよといっておさまるか。再犯のおそれが大きいのに野放しにして、また犠牲者が出たらどうするのか。

理由のはっきりしない殺人、傷害については、むしろ厳しい刑罰を科すべきではないか。

刑法を改正して、「第38条、39条は、殺人、傷害には適用しない」と定めるべきである。

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